アイデアを出す企画会議を機能させる方法

アイデアを出す企画会議を機能させる方法

 

 

堂々巡りの会議

 

新しい企画やアイデアを考える際によく行われるのが、「会議」です。「一人で考えるよりも何人かで集まった方が良いアイデアが生まれる」、多くの人はそう考えているでしょう。
ところが、企画会議を振り返ってみてみると、会議によってそれまで誰も思いつかなかった斬新なアイデア生まれることはほとんどありません。
 
元のアイデアが、ブラシュアップされ、みんなが納得する結論に至ることは、ままありますが、会議の場で斬新なアイデアが導き出されたことはほとんどないと思います。
 
会議を重ねてもアイデアが出ずに堂々巡りをしてしまい、同じ結論に収束し、今やっていることを深堀、横展開してみようとなるのは何故でしょうか。

 

 

似た者同士の会議

 

これは、心理学者の研究で「似たような意見や志向を持った人たちが集まると知的生産の質が低下することが明らかになっている」が関連しています。

同じ業界の同じ会社で働く者同士が集まるような会議では、良いアイデアはなかなか生まれにくいということです。

同じ会社で似たような仕事をしている人達の考えを組み合わせても、そこから生まれるパターンは限られているからです。出たとしても、すでに世の中に存在しているものの模倣か改善が関の山程度となります。

社内で行われる企画会議で画期的なアイデアが生まれないのは、このような理由だと考えられます。

そのため、社内の企画会議では、みんなで顔を突き合わせて相談することによって、「情報共有」と「合意形成」を得ることが主目的になってしまうことが少なくありません。

そうすると、ますます突き抜けた考えや空気を読まない発言を控えるような雰囲気になります。

 

 

斬新なアイデアの生まれる企画会議

 

では、斬新なアイデアが生まれる企画会議とはどのようなものかと考えると、これまでのことと反対の状況設定をすることがポイントになると思います。

例えば、職種の異なる人間が参加し、立場を超えて自由に意見を述べる中から、革新的なアイデアが生まれやすくなるということです。

社長は、業界や職種の異なる人と会ったり、同じ業界でもトップは異なる視点と情報を持っていることから、会合・会食を積み重ねることによって、革新的なアイデアを出しやすい立ち位置にあることがわかります。

反対に、同じ支社・支店に長く勤務し、異動をしていない人は、情報の量と質が不足しているので、アイデアはほとんど出ないことがわかります。
情報の量は、新しい分野へのチャレンジ、初めての土地での活動によって急激に増加します。情報の質を高めるには、多くの人に会うことです。特に、幅広い人脈を持つ人や高い行動力を発揮する人物と接することによって、大幅に質が向上します。

もう一つのポイントは、少数派の意見や異論など、出席者の違和感を大切にすることです。その場では、上手く整理できておらず言語化されていない状態で、直感的な意見は発言をためらってしまうものですが、ここに結構アイデアを生む種があると考えられるからです。

現場にヒントがあるのも、これに似ているところがあります。現場では、直感的で違和感を感じている社員の発言から、アイデアを見つけ出すきっかけを掴むことができるからです。

会議の参加者の多くがすぐに賛成・納得するようなアイデアは、大半の人のイメージを共有できます。
しかし、その程度のアイデアでは、独創性もなく、誰でも考えるようなものなので、現状の範囲から抜け出すことはできません。

人事異動による組織の活性化と人材育成、外部からの人材の登用を行い、多くのチャレンジを行うことを継続することによって、新たなアイデアが生まれる土台が出来上がっていくと考えられます。

 
 

 

 

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