採用時、重視すること『能力の高い人よりも、これから伸びる人』

採用時、重視すること『能力の高い人よりも、これから伸びる人』

 

 

入社時の能力の高低よりも入社後の成長ポテンシャルの高さ

 

成長の頭打ちを感じながら働いている人は、チャレンジするような仕事をその間してきていません。力を振り絞って挑戦しなければ達成できない仕事ではなく、毎日淡々とこなしていればできるレベルの仕事をしてきています。このような仕事を何年も続けることは、多くの面でその人本人の成長の可能性を減じてしまいます。

最初は、ドキドキしながらしていた仕事も、チャレンジを続け、次々に新しいことを、より大きく複雑な仕事を手がけるようになると、怖くなくなります。
そして、どのように新しい仕事を攻略しようかと考えることが、モチベーションとなり、楽しみになります。勿論、ある時は、憂鬱を感じますが、それを超える充実感を味わいます。

ルーチンワークや簡単にできる仕事ばかりしていると、ちょっとでもチャレンジが必要な内容を含んだ仕事をすることが怖くなります。

 

 

仕事の優先順位をつける

 

自分の力ではチャレンジとなる仕事を任された人は、仕事の優先順位を付けて取り組まなければ、成し遂げることはできません。
「必ず結果を出さなければならない仕事」と「最小限の能力で済ませてしまう仕事」というようにです。

この仕事の仕方によって、与えられた時間内に重要な仕事に時間をかけて仕上げます。

しかし、淡々とやればできる「最小限の能力で済ませてしまう仕事」ばかりしている人は、必ず結果を出さなければならない重要な仕事もそうでない仕事も、同じようなペース配分や細部まで詰めようとしてしまう癖がついています。
高い視点で物事を判断することも、仕事の優先順位をつけることができません。
仕事の優先順位だけでなく、仕事の内容の軽重もつけることができなくなっており、重箱の隅をつつきまわすような作業にこだわります。

全力を出さず、のんびりできる仕事を何年も続けていると、加速度的に決められた仕事以外受けなくなり、視点と仕事に対する価値基準が低くなります。

毎日全力を出す必要もなく、余力を多く残しながら工夫もせずに淡々とできる仕事をして、高いスピードでの成長を実現することは困難です。

 

 

成長の可能性を見ている面接官

 

面接の時点では、A氏がB氏よりも上であっても、入社後の成長の可能性がB氏が上であれば、B氏の採用の可能性が圧倒的に高くなります。

面接官は、成長の可能性を注意深く見ます。
面接に来た人が、どの程度の成長の可能性があるか確認します。
会話を進めていく中で、面接官から確認したり、知り得た内容や言葉をその場で吸収し、次の質問ではすぐにものにしたことを生かした回答ができる人は成長のスピードが速い人です。

実力以上の仕事にチャレンジしている人は、スキルの訓練や研修の機会だけではなく、日常の仕事からも貪欲に学びを得なければ、必要な知識とスキルを身に付けることはできません。常に何でも吸収し自分のものにするだけに留まらず、今迄の知識とスキルと結合させ、新たな成長をしていきます。

「何年か、自分の成長が止まったな」と感じている時間があれば、同じ環境で易しい仕事につかってしまった自分を反省し、意識と行動を変えなければ、手遅れになる可能性が高いことを認識する必要があります。

 

 

 

【kindle本が出ました】

 

『40連隊に戦闘技術の負けはない―どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準―』
に登場する隊員たちが訓練を通じ成長していく姿は、若い人達に限らず、人材育成全般にも多くのヒントがあると思います。

人生・仕事への姿勢について、ミリタリーの人に限らず、多くの人達に読んで頂ければと思います。

読み方は自由に、肩肘張らず、気楽に読んでいただき、志を持ったインストラクターと若い隊員たちの記録を堪能して頂ければ幸いです。

 

40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準
40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準

 

 

 

 

 

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2 Comments

  1. MIZ

    「何年か、自分の成長が止まったな」と感じている時間があれば、同じ環境で易しい仕事につかってしまった自分を反省し・・・。

    ギクッ!としました。
    仕事上の新たなチャレンジってのは無くなりましたね〜。新規プロジェクトでも、過去の経験と知識でなんとかなりましたから。トラブル対応にしてもそう。

    しかし、若手技術者にとっては未知の領域の連続かもしれません。
    技術テーマは開発から量産への移行。
    「必ず結果を出さなければならない仕事」。「出来ませんでした」が許されない内容の連続。

    私の部署は私らが始まり。社内のどこにも誰にも聞けない状態。若い頃は本当にガムシャラに仕事しました。日々「必ず結果を出さなければならない仕事」。
    試験実験1つですらそうでした。
    ネットでなんでも調べられる今の時代とは違い、文献で調べる手間。
    自分達でなんとかする!。があたりまえ。

    今の若手技術者。
    解らない事があると聞いて来ます。私らは答えを、解決のヒントを持ってますから。業務を円滑に進めるため当然です。
    その中で伸び代の大きい子。
    自分なりの考え、答えらしきものを持ってやって来ます。
    「こう考えて来ましたけどどうでしょう?」。
    資料を広げさせて説明させます。
    こちらから質問ぜめを仕掛けます。
    なぜ、なぜ、なぜ?。
    こんな時は?、その後は?。
    こちらもとことん付き合います。のびるのが分かっているから。
    その若手技術者は答えを見つけて帰って行きます。こちらも自由にやらせます。

    伸び代の小さい子。
    変化を嫌いチャレンジしたがらない。
    質問=答え。をもとめて来ます。
    自分で考えて来た?ってなるくらい。
    当然、お説教の始まりです。時代のムダ。
    でも、多いです、このタイプ。
    小さい頃からなんでも答えが直ぐ近くにあったのでしょうか?。

    伸び代の大きい子。
    学ぼうとする意欲が強いです。
    でもある程度のところで制限をかけてやらないと、中途半端な仕事ばかり抱えて一杯一杯になってしまいます。過去にもいました、なんでも抱え過ぎなヤツが。
    見守ってやらないと潰れます。本人が気付かずに。

    これも年を取ったなりの「新たなチャレンジ」、「新たな成長」と思いたいです。

    1. futamiryu

      素晴らしいコメントありがとうございます。

      伸びていくタイプは、一緒にいて気持ちいい仲間です。
      また、どこまで力を付けるのか楽しみでもあります。

      まず乗り越えなければならないことは、「このタイプ」は、なんでも積極的に受け入れ、責任感が強く頑張ってしまうので仕事が集まり過ぎ、首が回らなくなる状態です。

      全て全力ではなく、仕事の軽重を付けれるようになると第一段階クリアだと思います。

      将来、組織のエンジンへ成長していく「このタイプ」を、上司や先輩がいい塩梅の距離で見守り、アドバイスすることが大切となります。
      そして、人材を育成する早道は、自己の能力向上が不可欠と認識し、指導者も成長することだと思います。
      指導者の能力向上は、若者の成長を持続させ、壁を突き破りながら、指導者を越えていく道を開きます。

      現実はなかなか厳しいと思いますが、MIZ様の職場は、綺麗な風が吹き、伸びやかで生き生きしている、なんだか羨ましい空気を感じます。

      引き続き、コメントよろしくお願い致します。

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