オオクワガタのマットを作成するとき朽木を砕いたマットに添加剤を入れて、水を加え日当たりの良い場所にマットの入ったケースを置いて一次発酵をさせます。
一次発酵は大体一週間後から始まりフスマを使った場合は、かなり温度があがり、湯気が出るほどの状態になります。この湯気に似たものが曲者となります。
マットを掻き混ぜた時、白い湯気のようなものが多量に出るので、まあ湯気だから問題はないだろうと思っていたら大きな勘違いでした。
白い湯気は、カビの胞子で肺に胞子を多量に吸い込んでしまうことになります。
マットに生えたカビの禁止が湯気が沸き立つように飛ぶのは、マットがほだぎから裁断され新しいく、段ボールに入れて送られてくる時、中に詰められているマットが乾燥していて1次発酵が全く進んでいない時に起こります。
マットは、1令幼虫を産卵木から割り出しをした時、3令幼虫になった時に大きな瓶に移し換える時、3令幼虫の2回目、3回目のエサ換えに間に合うように作成します。
特に、マットを大量に作成する時は、3令幼虫になった時と2回目、3回目のエサ換えの時です。
例えば、45ℓのケースであれば850cc のマヨネーズの瓶、20本~23本分のエサ換えができます。
幼虫が100匹取れた場合、45ℓののケース4つ以上、200匹を育てたいのであれば8ケース以上のマットが必要となります。
幼虫の餌となるマットを作るには、だいたい1か月間発酵させる必要があります。マットの発酵には添加剤として、とても安価で効果の高いフスマを使用します。
フスマの特性は、エサを作成すると急激に温度が上がるところです。夏場は、湯気が多く出るほどの1次発酵をします。2週間ぐらい経つと温度が徐々に下がっていき、微発酵の状態になります。
毎日マットをかき混ぜれば、ほとんどカビは生えませんが、仕事が忙しくて土日にマットを作成し、ほっといたままにしてしまい、かき混ぜるのは一週間後、週末家族サービスなどで忘れてしまえば2週間掻き混ぜない状態になります。
作成したマットを掻き混ぜないと、青カビや白いカビがマットの表面全体を覆います。このカビの状態の時、マットの表面だけではなく、マット全体にカビが回っている状態であると認識しなければなりません。
マットをかき混ぜると青カビや白いカビはなくなりますのであまり問題がありません。
しかし、問題は、湯気だと思い安心して、マットを掻き混ぜながらカビの胞子をめいっぱい吸い込みながら、何ケースもマットを掻き混ぜてしまうことです。
マットの表面いっぱいに広がっているカビが掻き混ぜるとなくなっていくので、カビの胞子が飛んでいることなど気にせず、はかき混ぜた時にマットが高熱で湯気が出ている程度に思い、大量にカビの胞子を肺に吸い込んでしまいます。
湯気が出ているだけと思い気にせずに、何ケースもあるのでどんどん餌をかき混ぜていく作業を進めます。
この作業を午前中に行った日の午後、夕方近くになると腰が痛くなってきて、喉が痛くなり悪寒が走るようになります。
風邪をひく前の調子の悪くなる状態か体調が悪化する直前のような感じです。
調子の悪いまま、夜9時ぐらいに風呂から出ると、急激に熱が上がりはじめ、39℃近くまで一気に上がり、腰がだる痛く悪寒が走った状態が続きます。この熱は1日~2日程度続きます。
最初これは扁桃腺が腫れていたり風邪を引いたのだと思っていました。 このような状態が一年に1回また多い時2回ぐらいありました。
ある時、かき混ぜている時に湯気だと思っていたのがマット全体に広がっているカビの胞子であるというのが分かり、この胞子を肺にいっぱい吸い込んでしまうために肺が炎症を起こし熱が出るということを医療関係の本で確認しました。
それからは、仕事などでかき混ぜることができない日が続いてしまった場合は、マスクをし、さらに、息を止めてかき混ぜ、胞子があたりに飛散したらその場から離れ、胞子が確認できなくなってから、また掻き混ぜることにしました。
それよりも、もっと効果的な方法は、毎日は無理かもしれませんが、2日程度の間隔で仕事から帰ってきたらマットを掻き混ぜ、カビを発生させないことです。
さらに良い方法は、信頼が高く長く続いているクワガタショップのマットを使用することです。軽く発酵させている状態なので、カビが生えにくい状態になっています。
マット飼育を行う場合、信頼度の高いクワガタショップからマットを購入すること、数日に1回マットを掻き混ぜてカビの発生を防止することです。
微発酵の状態になればカビは発生しても、熱が出るほど胞子は飛ばなくなります。
皆さん、身体に気を付けてオオクワガタマット飼育を楽しんでください。
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天然オオクワガタを求めて-山梨県韮崎一帯オオクワガタ採集記-
かつてのオオクワガタ有名産地、山梨県韮崎一帯で天然のオオクワガタを求めた採集記が完成しました。本書は、「1年を通じた採集記」、「採集幼虫のその後」、そして、「20年前同じ場所で体験した採集記録(加筆)」の3部で構成されています。
【次のブログも参考にお楽しみ下さい】
オオクワガタデータ飼育 -産卵の回数と量-
巨大オオクワガタデータ飼育 -マット飼育で78ミリのオスを出す-
オオクワガタデータ飼育 -大きくなる幼虫は居食いをする幼虫-
オオクワガタを通常よりも1㎜から2㎜大型にする新聞紙を使った飼育方法
巨大オオクワガタデータ飼育 -大型・美形の出る種親の見分け方-
【kindle本が出ました】
二見龍レポート#1 ネイティブ・アメリカンの狩りの技術を伝える川口拓氏との対談
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本書は、実戦で強烈な威力を発揮する「スカウト」の戦闘技術に触れた瞬間、根底から意識が変わってしまった隊員たちが、戦場から生き残って帰還するために、寸暇を惜しんで戦闘技術の向上へのめりこんでいく姿を記録したものです。
そして願わくば、ミリタリー関係者だけでなく、日々、現実社会という厳しい戦いの場に生きるビジネスパーソンやこれから社会へ出て行く若い人たちに、読んでいただきたいと思っています。スカウトという生き残り術を身につけることは、必ず日々の生活に役立つと私は信じています。
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オオクワガタ採集記: 朽木割り採集・灯下採集・樹液採集の世界
オオクワガタに出会い、採集やブリーディングを始めて、いつの間にか20数年が経ってしまいました。
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オオクワガタ飼育記 ~マット飼育による美形・大型作出テクニック~
マット飼育は、菌糸ビンのように簡単に大型を作出するのは難しい飼育法ですが、綺麗な個体を得ることができ、安価で多量にオオクワガタを飼育できることが魅力です。
本書により、マット飼育のコツを積み上げ、皆さんの目指すオオクワガタを作出して頂ければ幸いです。
こちらへもコメント失礼します。
マットの発酵度・熟度について疑問なんですが、著作のオオクワ飼育においてはどれくらいのものを購入してますでしょうか? 使用可能範囲のマット熟度というか。
個人的にはホダ木粉砕からできるだけ熟度が進んでなく新鮮さがあるものを理想としていますが、5月に新規購入した新鮮なマットでも、保管してる間にけっこう熟度が変化していたりますので、新鮮なものだけを選別し使い続けるのは、このごろはコスト的にも難しいような気がしています。
自分がご用達してるマット大箱は、すこし水分があるみたいで保管中に熟度が進んでしまうようです。重量によりマットへ圧力がかり、底付近のマットが保管中に熟度がより進みやすいと思われます。安いのがメリットなので妥協していますが。
なので、前回のあまりマットと新購入マットを混ぜるような感じでいつもは作っています。秋の仕込みは特にそういう感じです。 この時、前回あまりマットはすこし茶色(1次発酵?)になってしまっている感じがしますが、このような1次発酵ぐらいは大丈夫でしょうか? 大丈夫であれば楽できるなと思っていますが。持ちは悪いのかもしれません。
こげ茶いろになってるような(2次発酵以上)はダメと思っていいですかね。
段ボール箱に50ℓ入っているマットを購入していた時は同じような経験をしていました。
水分を含み重いマットは、3か月以上置いておくと、発酵が進みいつでも使用できる状態になっていました。夏になりマットの需要が高まると乾いた粗目のマットになり、マット自体安定していません。
そのため、幼虫の量から、マットの所要量を考えて発注し、マットを使い切るように努めました。
このところ成虫の大きさが安定してきたのは、10ℓ入りの袋に入ってくるマットに変えてからです。使い切ったら注文するようにしているので、同じ品質のマットを使用できます。
春は質のいいマットですが、需要が多くなる産卵シーズンに突入以降、どうしてもやや荒く乾いたマットが届くこと可能性が高くなります。
これは良しとしています。
このような10ℓ小分けのマットを購入するのも手かもしれません。
回答ありがとうございます。 やはり大箱をしばらく保管したマットでは、飼育が安定しないようですね。ネットショップでは画像はいつも同じですが、実際に届くマット自体の熟度・質が毎回同じとは限りませんしね。
10L小分け袋は、重さと圧がないので大箱より熟度が進みにくいので、保管性と安定度も高いという利点があると思います。
大箱の余ったマットを使うというのはとてもコスパがいい方法ですが、マットの持ちが悪い可能性があり大型狙い飼育にはマイナスかもですね。自分の改善点はこういうところにもありそうです。
送料などコストと相談ですが、今後からは1回で使いきる量ごとで、発注してみることにします。
ご無沙汰してます。
今年も第1陣のセット~割り出し終わり、初令幼虫の投入を済ませ3週間ほどたちました。次の工程は大ビンです。
今年は大ビン1本目でどれくらい伸ばせるかというのが、個人的な楽しみです。餌マット作成がうまくいったかどうかが、目に見えてわかりやすいですからね。去年の実績よりは、更新したいところです。
前回のお答えでは、♂28g、14gで上手くいったという目安だという事でしたが、使用個体が大型という条件だとそれぐらいは行くかもしれませんが、自分の種親・血統は普通なので、その数値に達するのはハードルが高い気もします。例えば幼虫28gだとしたら羽化サイズ78ミリ前後クラスですから、自分の種親を大幅に超えています。
種親・血統が普通の場合、どのぐらいの数値になったら成功といえるでしょうか?目安を教えてくれませんでしょうか。
それとも、種親・血統にかぎらずどんな個体からでも28グラムぐらいになれる可能性はあるということでしょうか。
新成虫の取り出しが最終段階に入った状態です。
やはり、31g、30g、29gの幼虫は羽化不全になってしまい、羽がたためない状態になっています。計測すると81mm近くあり残念な感じです。28gクラスが77mmになっています。
メスは、15gの幼虫は現在羽化待ち、14gの幼虫は羽化不全、13gが51mmを筆頭に50mmになっています。12.9gも50mmになりました。
自分の持っている系統の限界は、ここら辺であると感じます。
今年からは、ステージを変えて能勢YG血統にチャレンジです。
お持ちの血統で安定した飼育法を確立後、2~5年間飼育してみて、羽化不全にならない幼虫の体重、最大成虫の大きさがその系統の限界であると考えています。その中で形を整えていくことはできると思います。
系統によって、限界がそれぞれあるという認識です。
親が一つの指標になると思います。
お腹がなかなか羽の中に入らなくる大きさが、その系統の限界に近いのではと、飼育をしていていつも感じます。
回答ありがとうございます。
30g前後の幼虫が羽化不全で残念ですが、81ミリとは驚きです。羽化不全のものの、マットでそこまで伸ばせるということに嬉しさがわいてきますね。
自分もそのぐらいまで伸ばしたいところですが、このマット飼育法にしてから去年の種親で1年目。今年の種親は去年とは違う産地ですので、初となります。来年は去年の種親を使いマット飼育法で2年目を行う予定です。
何が良くて何が悪いのか、良し悪しの判別に、まだまだ経験値がたりないという状況です。 もう数年継続しなければだめですね。
今年も1本目終わりのころに、また結果報告したいと思います。
またコメント失礼します。
大ビン用のマット仕込みが終わり、出来上がりを待つところまでいきました。
マットの樹種についてなんですが、生オガついてどうお考えでしょうか。今回はいつも通りの朽木から発酵マットにしましたが、これに生オガを数割混ぜて発酵させてみたらどうかな、という考えがよぎることもあります。
例えば、菌糸飼育では生オガに菌を廻らせたもの使います、ブロックを崩してビン詰め後1週間程度で投入可能になるんですが、この時点では「こんな生材を食べれるのかな?」と疑問に思うぐらいけっこう生オガ感が残っています。しかし、それでも菌がじわじわと材を不朽させ、それを食べた幼虫は2~3ヶ月後には大きくなっています。
であるならば、マット飼育も同じように生オガからいけるんじゃないかなという気もします。100%朽木発酵マットでは1ヶ月すぎから劣化が目立つことがありますが、生オガを混ぜることで菌糸と同じように長期間じわじわと栄養価が保てるではないかという予感がありまして。
ただ100%生オガ発酵マットだと個人でやるには仕込み時間がかかることと、下手したらビン詰め後しばらく幼虫が食せない仕上がりになる恐れがあるので、朽木と生オガを混ぜることで実用性があるのではないかな、という考えです。
返信遅くなりました。
『天然オオクワガタを求めて』を7月中に出すために最終校正をしていました。
能勢YG血統も大量に幼虫がとれ今年は大賑わいの状況です。
生おがの方までは、手が回りそうもありませんので、情報提供して頂ければ幸いです。
少し混ぜるのは興味があります。
能勢YG血統の頭幅の大きさに感動しながら、3令エサ換えをしています。
校正お疲れ様です。
こちらも今年も実験をかねて多くの幼虫をとりました。採卵が早かったグループは大ビン投入後から1ヶ月が経過しました。
この群のマットは、夏場のマットの劣化を懸念して、添加剤と水分を低めにしました。朽木100%で粒子は細目~中目~荒目混合。
具合ですが、1ヶ月経過ごろから劣化が目についています。まだ持ちがありそうな感じですが、2ヶ月は持ちそうもない感じです。常温管理なので、それが根本的にダメなのかと思います。
結論をいうと、夏場の常温管理では、朽木100%では添加剤と水分を控えめにしても2ヶ月は持たないような気がします。25℃キープできる環境では持つかもしれません。
それと、添加剤と水分を控えめにしたせいなのか、ビン側面から見える幼虫のサイズが、去年より小さい気がします。去年とは血統が違うので一概に比較はできませんが、持ちを優先させるために添加剤と水分を控えめにすると幼虫サイズが伸びなくなるかもしれません。
どのみち夏場は1ヶ月ぐらいで劣化するのなら、1本目は持ちは捨てて、高栄養価で攻めるべきだったかもしれません。夏場は高栄養添加と生オガの組み合わせを検討しています。 この群は気温が下がる2本目の初秋から勝負みたいな意識ですかね。9月に交換なので、また結果報告します。
別の採卵グループは、上記とは違う仕込みマットでやる予定です。
毎回チャレンジをされていますね。
現在3令の大ビンへのエサ換え中で、早朝涼しい時間帯に一気に進めています。
こちらも、10月のエサ換えの時の幼虫がどこまで行くか楽しみです。
能勢YG血統は、初めてなので、今までの飼育要領を行っています。
今年は、色々楽しそうですね。
あと、自分のマット飼育状況おいて、毎度気になる症状といういうか、そういうものがあります。
なにかというと、ビンの最上部付近(ビン口のあたり)のマットが変色して劣化したようになることです。毎度ですが、ここの箇所がビン全体の中でまっさきに劣化したようになります。色は、黒かったり、黄みがかかったものだったり、その時々でさまざまです。だいたい1ヶ月前後経過ぐらいでこのような状態になります。中にはまったく発生しないビンもあります。
おそらく、カビ?雑菌?のようなものが蔓延っているのではないかとおもうのですが、そちらの飼育環境ではこのようなことは起こるでしょうか?ビン口は空気にふれる箇所なので、空気中の雑菌が繁殖しているのかな?という予測です。それか、空気の流れがとどこおってるのか。
これについてはどういう解釈をされていますでしょうか?
対策ですが、自分はこの状態のまま放置してます。マット深部まで蔓延ってきたら問題が大きそうですか、1~2センチ程度までの深さなら大丈夫かな?という感じで。
飼育最盛期ですね。
マンションで飼育するようになってからは、発生していません。
発生経験は、北九州に勤務していた時の晩秋から初冬にかけてありました。
水分多めで作成したマットと加水を十分してビン詰めしたことと、湿気の多い季節だったからだと思います。
羽化時に天井落下がよく起こっていたので、加水分解が進んでいた状態になっていました。
これを境に、マット作成、ビン詰め時の加水を少なめにしました。さらに、購入するショップも変えました。
以降、問題は発生していません。
考えられる対処は、水分をやや抑えてマットを作成すること、添加剤の栄養価を落とすか、量を減らすこと、購入ショップを変えるというところでしょうか。
ショップを変えてみるのもいいかもしれませんね。
回答ありがとうございます。
やはりこの症状はネガティブ要素であり、発生しないほうが良いにこしたことはないということですね。この症状は、たしかに自分の環境でも秋と冬によく起こります。
同じマットを同じように詰めて同じところに置いてるのに、発生するビン、発生しないビンのバラつきが出るのも不可解なところです。
今回のマットは、栄養価と水分を抑えたつもりでしたが、まだまだレシピの改善が必要だということだと思います。しかし去年の夏よりは持ちが良いマットになったと思います、去年の夏は1ヶ月弱でダメそうなビンが多発でしたが、今年のは現時点1ヶ月半ぐらい経過で、まだ食べしろを残してる感じです。 まぁ1本目終わりの体重測定の結果までは良し悪しは決めれませんが。
栄養価と持ちと水分のバランス、毎度ながら難しいところです。
購入元のマット自体に雑菌的なものが含まれているのかもしれませんので、複数のショップから買ってみて、データーとり品質を調査することにします。
またコメント失礼します。 採卵が早かったグループの大ビン投入2ヶ月経過し、体重測定しました。
結果、オス最大15g1匹、14g3匹、13g6匹、12g3匹、11g1匹
メス最大9g2匹、8g3匹
雌雄不明 7~8g台 5~6匹
血統背景は61ミリと42ミリの東北産WF1が種親。
ざっくりで、去年の1本目終わりとほとんど同じペース、という感じです。WF1の割にはバラつきがなく安定しているような気がします。血統的には去年より今年の種親のほうが大型になるには不利なので、この結果はまぁまぁかなと思います。
体重的には種親越え確定、今後順調にいけば70ミリ・45ミリオーバーはいけそうですが、どこまで伸びしろがあるか?というところです。
1本目終わりで20gオーバーを狙っていましたが、なかなか難しいです。マットのレシピも著作のどおりだと思いますが、何かが間違っているのでしょうか。
去年は2本目から20gを超えてきたので、今年もそれに望みをかけてます。
採卵が遅かった幼虫群もまだ控えてます。こっちの群はなかなか良いかもしれません。
返信遅れてしまい失礼しました。
今年から能勢YG血統に切り替え、複数系統を飼育しています。
初めての飼育なので幼虫をいつもの3倍以上飼育しているため、量が多くエサ換えも逐次にしているところです。
データは整理中ですが、2回目の大ビンエサ換え時の体重は、メス 12~15gの範囲で13gが主力です。
50ミリ以上の成虫がかなり出る感じです。14~15gの幼虫がどこまで成長するか楽しみです。
オス 20~26gでバラついています。血統間でもバラツキがあります。
阿古谷産は、同時期30gが出てその体重が維持され、増えることはない特性がありました。
能勢YG血統は、体重はそんなにありませんが、幼虫の大きさが阿古谷産の30g級の大きさがあります。
体色もまだ白く透明感が残っているので、これからさらに大きくなのではないかと楽しみにしています。
阿古谷産の血統の特性とは異なっているように感じています。
WF1であまりバラツキが出ないのは、次年に大きさがバラけるかもしれませんね。
もしくは、安定した飼育ができていていいところまで引き上げているのではないかと思います。
毎週土日は、オオクワで大忙しです。
またコメント失礼します。採卵が遅かった群(第2陣)の1本目が終わり2本目へ交換しました。
最高♂11gで、雌雄不明7~9gが5~6匹と、散々な結果でした。掘っていく過程でビン上部がまったく食われてない感じでした。
しかし、誤算もありでした。 実は、ほぼ同じ時期にのスジブトヒラタ(種親63ミリ/40ミリ)も少し採卵してたので、試しにオオクワ第2陣と全く同じマット、ボトル800cc、全く同条件で1本目に投入しました。期間は、1本目投入~交換まできっちり2ヶ月。
結果、♂全3匹中、最高♂17g、15g2匹、♀全3匹中、9g2匹、1匹没 という結果で、普通血統のスジブトとしてはなかなかいい線です。たぶん65ミリUPペースは確、68ミリUP狙えるかどうかという感じでしょう。この結果は一般的に菌糸飼育したものと同等かそれ以上かと思います。スジブトは70ミリ到達するのが難関種なので。
途中エサ切れでビン内がスカスカになり幼虫が徘徊してたので、少し体重が落ちてたと思います。それがなければアベレージ17g、最高19gは行ってたかもしれません。それに幼虫のコンディションが良いです。プリップリの張りがあり、色艶がみずみずしく、動きにもキレがあります。
それに対して、オオクワは動きが悪く元気がなく、色艶も悪かったです。
上記と同じマットを、さらに採卵が遅かった第3陣のオオクワ幼虫1令に小ビンで管理してました。すると、投入から2ヶ月以上たっても全7匹中6匹がまだ2令どまりで、3令に加齢してるのが1匹という結果でした。
それと、第3陣よりも15~20日ほど遅かった第4陣も2匹いますが、第4陣は普通のマットで小ビンで管理してましたが、すでに3令に加齢してました。
この結果から、今回作成したマットがオオクワには適してなく、ヒラタ寄りになっていたのではないかという事が考えられます。
実は、オオオクワが散々だったマットは、一般的フスママットではなく、添加剤をアレンジして栄養成分が違います。ベースマット・オガは一番最初のオオクワ群と全共通同じです。 たぶん失敗の原因は添加剤のせいで、オオクワが食せる範囲ではなくなってしまったということでしょう。
もしかしたら、いつも自分がオオクワで最高の結果が出ないのは、自分のマット作成がいつもヒラタ寄りになっている(発酵度が進みすぎ?)からという疑いも出てきました。