オオクワガタデータ飼育 -産卵の回数と量-

オオクワガタデータ飼育 -産卵の回数と量-

 

 

一回の産卵量を増やしたい

 

オオクワガタ飼育を通じて感じることは、「技術は、コツの積み上げである」と尊敬する先輩から教えてもらった言葉です。多くのコツは経験を通じて得るものと技術を持っている人から学ぶ方法があります。定石は学ぶことによりいかせますが、細かいところの修正をしながら前に進むためには、コツの積み上げが重要となります。学びとコツの積み上げには、データをしっかりとることが必要です。

また、大型で自分の好きな形を追求するためには、結果となって現れる成虫の大きさと形から、産卵~幼虫の飼育~蛹の期間の飼育要領等、多くの振り返りをデータの分析によって行わなければなりません。

 

オオクワガタの飼育は、始めたばかりの段階と1㎜の伸びを厳しく追及するところまできている人では、飼育の要領は変わります。

 

オオクワガタの卵を沢山産ませて、多くのオオクワガタを得たい時は、産卵の数を増やす方法として、タンパク質の多い餌を与えるやり方があります。

他のクワガタの蛹やカブトムシの蛹を与えるとメスは蛹を咥えながら歩いたり、体液を吸い産卵量が急激に増えます。

 

25年ほど飼育記録を取っていますが、この方法だとメスはあまり長生きせず、その年に死亡することが多く、メスが凶暴になってしまいオスを襲うようになり種オスを失う危険がでてきます。

無理して産卵させているので、卵もそんな大きくなく数は増えますが、大きさは期待できません。

 

産卵後1か月近く休ませてから産卵させるやり方もありますが、自然の産卵時期とずれてしまうことが多く産卵数はそんなに期待できません。

 

簡単で確実な方法は、オス1頭にメスを3~4頭ペアリングして産卵させるやり方です。タンパク質の豊富な餌も無理やり産ませる必要もありません。この方法は、種親としていいメスが比較的多くいないとできないところが欠点です。

 

 

産卵は1回で終了

 

1頭のメスに4回ほど産卵させたり、色々試してみましたが、産卵を何回もするとメスが疲弊してしまい、オオクワガタ自体が弱くなる傾向があり、孵化と終令幼虫になる時の死亡や羽化不全が多くなり、あまりいい方法ではありません。

 

データをとってみてわかったことは、良い種親として残しているのは、1回目の産卵で得た幼虫ばかりであることが何回やっても同じ結果になることでした。

 

産卵を1回に限定しても、直径15㎝の産卵木を2本入れれば、メスの大きさが45mm程あれば、30~40頭の幼虫が簡単にとれます。

メス5頭いれば150頭の幼虫が確実に得ることができます。

 

いくらいいメスでも、1回産卵させて、次の年まで休ませて、また1回産卵させてもいい幼虫はとれないこともデータからわかりました。

このため、結果を出す累代飼育をするには、オスは種親として2年ほど使用しますが、メスはその年で種親は終了にする方が結果が出ます。

 

 

良い系統の維持

 

よい系統を累代飼育で得るためには多くのコツが必要ですが、1回目の産卵で得られた幼虫は、成虫になった時、まずディンプル(身体に小さな穴や凹みがある)が出にくいのと、大型が出たり顎が太くて、シャープであったりする種親の良い部分を受け継ぐ優性遺伝が多く出ることもわかりました。

 

大型のメスを1回産卵させる方法は、卵も大きく産卵数自体が普通のゼリーを与えているだけでも多く、幼虫も大きくなり易く、蛹化不全や羽化不全も少なくなります。

特に、ほとんどの羽化不全はオスで発生する傾向があるので、羽化不全が少なくなると、楽しみにしているオスの大型が無事成虫になり、飼育の最終段階でがっかりする確率が大幅に低下します。

 

そして、オスを多く得られることができます。

 

オオクワガタはデータをとることにより飼育技術が確実に向上します。

 

 

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天然オオクワガタを求めて-山梨県韮崎一帯オオクワガタ採集記-
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かつてのオオクワガタ有名産地、山梨県韮崎一帯で天然のオオクワガタを求めた採集記が完成しました。本書は、「1年を通じた採集記」、「採集幼虫のその後」、そして、「20年前同じ場所で体験した採集記録(加筆)」の3部で構成されています。

 

 

 

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40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術
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本書は、実戦で強烈な威力を発揮する「スカウト」の戦闘技術に触れた瞬間、根底から意識が変わってしまった隊員たちが、戦場から生き残って帰還するために、寸暇を惜しんで戦闘技術の向上へのめりこんでいく姿を記録したものです。

そして願わくば、ミリタリー関係者だけでなく、日々、現実社会という厳しい戦いの場に生きるビジネスパーソンやこれから社会へ出て行く若い人たちに、読んでいただきたいと思っています。スカウトという生き残り術を身につけることは、必ず日々の生活に役立つと私は信じています。

 

 

 

40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準
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『40連隊に戦闘技術の負けはない―どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準―』
に登場する隊員たちが訓練を通じ成長していく姿は、若い人達に限らず、人材育成全般にも多くのヒントがあると思います。
 人生・仕事への姿勢について、ミリタリーの人に限らず、多くの人達に読んで頂ければと思います。
 読み方は自由に、肩肘張らず、気楽に読んでいただき、志を持ったインストラクターと若い隊員たちの記録を堪能して頂ければ幸いです。

 

 

 

オオクワガタ採集記: 朽木割り採集・灯下採集・樹液採集の世界
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オオクワガタに出会い、採集やブリーディングを始めて、いつの間にか20数年が経ってしまいました。
 日本各地のオオクワガタの有名ポイントで多くの仲間と出会い、採集をした楽しい思い出やズッコケ採集記は私の宝物です。
 オオクワガタを通じ、色々な経験や学びがあり、人生が豊かになった感じがします。そんなオオクワガタ採集記をお楽しみ下さい。

 

 

 

オオクワガタ飼育記 ~マット飼育による美形・大型作出テクニック~
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マット飼育は、菌糸ビンのように簡単に大型を作出するのは難しい飼育法ですが、綺麗な個体を得ることができ、安価で多量にオオクワガタを飼育できることが魅力です。
 本書により、マット飼育のコツを積み上げ、皆さんの目指すオオクワガタを作出して頂ければ幸いです。

 

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5 Comments

  1. けーた

    みさせてもらいました
    質問なんですが
    どの程度の大きさの虫かごをつかうといいんですか?
    あと、木を入れてもばらばらにしてしまうんですが、、どーなんですか?
    お時間ありましたらお返事よろしくお願いします

  2. futamiryu

    けーた様

                                                      

    コメントありがとうございます。
    産卵をさせるためのケースは、産卵木が2本なら35㎝×25㎝あれば十分です。更に、産卵木が入るスペースがあれば問題なく、産卵木1本分の入る小さなケースでも普通に生みます。
    交尾は、直径20㎝のプラスティックケースに10日程度オスメス一緒にします。その後、産卵ケースにメスだけ入れて産卵させます。

    産卵木がバラバラになるのを私は、産卵木が爆発すると呼んでいます。
    原因は、産卵木が柔らかすぎるためです。爪で押してもほとんど傷の付かない程度の硬さの木が適しています。
    もう一つは、長く産卵木を入れていたため、バラバラにしてしまう場合だと思います。メスに産卵させる期間は、3週間程度で十分です。

    色々失敗しながら、コツを学びながらオオクワと付き合うのも、飼育の面白さです。お楽しみください。

                                       Futamiryu

  3. けーた

    すいません、お返事きづきませんでした。
    たぶん、産卵木のやつは、長期間入れすぎの方だと思いました
    今で、2週間ほどしましたので、もう少ししたら、、、
    と考えるとたのしいものです笑

    お返事ありがとうございました

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