熊野飛鳥むすびの里の初代特殊作戦群長 荒谷卓氏を訪ねて(vol.3)

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武道場で今まで抑えていた血がたぎりそうになる

 

 「ここが武道場です。今日は周辺の人が稽古に来ています。見学していって下さい。私は夕食会の支度があるのでここで失礼します。」と奥様は、武道場に着くと食堂の方へ消えていきました。

 白い道着に着替えた荒谷氏が「女性や子供たちの稽古なので柔らかな感じです」と言っていた通り、その場での基本、移動しながらの基本の稽古を行っていました。

 道場性から徐々に熱気が発せられていきます。数回往復すると、道場生は正座し荒谷氏から稽古している技の意味、稽古におけるポイントの説明があります。自然に道場全体の雰囲気が穏やかなものになっていきます。
 引き続き、動きの激しい稽古が始まります。さらに強い熱気が発せられてきます。小休憩の時に、荒谷氏から稽古に対する姿勢、道を究めていくことについての話があり、心が静まり静かな心に戻るということが繰り返されていました。静と動が絶妙に調和され、技と心の練りを鍛錬できる質の高い稽古であることがわかります。

 昔はこのような稽古をするところがありましたが、今はほとんどなくなってしまったなという想いを感じました。そのため、稽古を見ていると気持ちが良くなります。

 流石、荒谷氏だなと思いました。

 後半になると移動稽古も徐々に熱気を帯び、打ち合う内容に変化していきます。移動稽古の時の足の運びを見ていると、いろいろな人が稽古に来ているのではと感じました。足の運びから少林寺拳法の動きだなと感じる人や、身体の中心軸をずらすことに細心の注意をしている人など、様々な人たちが参加していることがわかりました。
 
また、むすびの里開設1年という短い期間に、地元の女性や子供が多く参加していることから、すでに地元の人に受け入れられ、信頼されていることがわかります。
 
 

 

豊かな自然を感じる

 

 秋田出身の荒谷氏夫婦が「ここの寒さは厳しいですよ」と言うだけあって、11月の上旬でしたが、日が暮れ始めるとじわじわ冷えてきました。

 昼間の電車ではトンボが飛んでいる暖かなところとは対照的にしんしんと冷えていきます。昼間石油ストーブが部屋に2つあったのは冬支度かなと思っていましたが、ホットカーペットをオンにしても耐えられない寒さになっていきます。

 これは、真夏の早朝、夜明け前になるとダウンジャケットがないと寒くて外で朝食を作るのが辛いと感じるような自然の深さ、そう、福島県の桧枝岐の深く手付かずの豊かな自然が気に入り、25年間、毎年複数回その自然に触れたくて通ったことを思い出すような感覚と似ていました。

 「今夜は、ホットカーペットとストーブをつけっぱなしにしないと寒くて寝れない」と感じながら、隣の部屋で夕食の支度をして頂いている食堂を見てみると、だるまストーブに火が入っていました。これから夕食会です。

 続く。

 

 

 

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