人間の脳の仕組み、できない理由を言うのは簡単

人間の脳の仕組み、できない理由を言うのは簡単

 

 

自分や部下を成長させていくポイント

 

今回は、人間の脳の仕組みを知ることにより、自分や部下を成長させていくポイントについて説明します。

人間の脳は、人から何かをするように言われた時、脳の90~95%の部分が物事に対して断るように働き、言われたことをやろうという思考へは3%しか使わないようにできていると脳科学の本に書かれています。

そういえば、何かをするように言われても、湧き上がるように理由が出てきます。上司から、親から、「これをしなさい」と言われた時、「ちょっと体調が悪い」、「今日は早く帰らなければならない」とか「なんで自分ばかりやらされるんだ」、「自分より、あの人が適任です」、挙句の果てには「今日は星占いが悪い」とまで、するする口から出てきます。少なくとも誰でも5つはすぐ出ると思います。

脳の大部分が活躍しているからです。やろう、やれる理由を考える回路は3%程度しかない細く、データの伝送量も少ない状態なので、やらない理由のデータ量と速さと脳の中に張り巡らされている回路の活躍に、飲み込まれてしまいます。

やろうという思考を使わないと回路も脳の働きも悪くなり、やらない理由一色の頭になってしまいます。ここで、やろうということを伝達する回路を増やし、働きを良くするように、「先ず、やろう、やってみよう」と考えて、できる理由を考える意思を持つことが必要となります。使えば、発達します。

このポイントを知ると、今まで、できない理由を正々堂々とペラペラ話している人に対して頭に来ていたのも、「回路の使い方を変えるように導こう」と懐深く接することが出来るようになり、人間を良い方向へ導くことも出来るようになります。

 

頭が真っ白になってしまった

 

ここで疑問が出てきます。できない理由にほとんど脳が使われるのに、なぜ人間が発達してきたのかということです。

人間特有のものとして、何かやると行動中に「気づき」があり、またやってみると更に気付きがあり、成長や発達していくという脳の働きがあるからです。3%のやろうという脳を働かせて、行動をすると気づきがあり、人間は成長していきます。この気付きを多く持てるように意識して思考し、行動すると気付きが気付きを呼ぶ連鎖が始まります。

みなさん、できない理由はひと先ず、脳の端に置いておき、やれる理由を考えるようにしてみて下さい、そして、整理したやれない理由を、今度は味方にして物事を実行する時の改善する方法を案出するヒントにして進めて下さい。

やろうという意思を持つように心がけて脳の回路を増やしていきましょう。

 

 

 

 

 

 

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