人物を見る視点

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自分を正しく認識できているかどうか

 

多くの人と話していて感じることがあります。それは、自分を正しく評価できる人は、部下や組織を正しく評価できる人物であるということです。

私は、会話において、感情をむき出しにしたり、愚痴めいたことをこぼしたりすることなく、自分の本心と自分の本心が仕事に及ぼす影響を理解しながら、素直にそれが表現できているかを確認します。

そして、「感情に流されてしまい後悔した経験はありますか」について、素直に失敗の経験を口にしたり、笑顔で失敗談を話せるかどうかを見るようにしています。

 

素直な心を持つ

 

自分を正しく認識している人は、自分の限界や長所を理解しているので気軽に話すことができ、アドバイスや意見を受け入れ、プラスの方向へ発展させる素地があります。それは素直な心があるためできるわけです。素直な心があると、物事を正しく受け入れ、評価することができます。

一方、素直な心が欠落していたり、自己認識が劣っている人は、仕事の結果や性格に関して改善を求められたり、意見を言われると、それを叱責と勘違いして受け止めてしまったり、マイナス点を付けられたと勝手に思い込みやすい特性があります。そして、顔に正直に出てしまいます。

このような点を考えると、管理者は、部下が敬意を払う素直さが必要であり、自分自身と他人の能力を公正に評価する判断力が絶えず求められるということがわかります。

また、上司が、この素直さを軟弱さと取り違え正当に評価をしなかったり、管理者に必要なタフさに欠けると、自分を正しく認識できる能力の価値を認めない間違いをしてしまうことがあります。これは、人材育成、人材の選定に大きなブレーキとなります。

次世代を担う幹部候補を探す時に、この点を取り間違いないようにすることが重要となります。

   

 

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