改革・改善を進める時に出会う「出る杭は打たれる」と「出過ぎた杭になる必要性」

改革・改善を進める時に出会う「出る杭は打たれる」と「出過ぎた杭になる必要性」

 

 

改革・改善を進める時にブレーキをかける力

 

人間は、同じ状態を維持することを本能的に好みます。居心地が良く、新しいことを学ぶための努力も必要なく、ゆったり過ごせるからです。改革・改善を進めようとすると、現状を維持しようとするブレーキがかかります。今迄とは異なる環境で新たなチャレンジや経験を積むことが必要となるためです。

「こんなことをしなくても、今のままでいいじゃないか」、「今の安定した状態を崩す動きは必要ない」等、住み慣れた状態を維持する力が、改革・改善の前に立ちはだかります。

周りで上手く歩調を合わせているのに、一人だけその輪とは異なる動きをしていると、「出る杭は打たれる」状態になります。

 

 

出る杭は打ち込み、芽は早いうちに摘む

 

「出る杭は打たれる」という言葉には色々な捉え方があります。

「周りがお互いに協力しながら進めているのに、自分勝手にやっていないか」
「一人だけ目立ち過ぎで調子に乗っていないか」
「あいつばかり儲けているから潰してやれ」

というような皆で協調して生きてきた日本人の和を大切にしようという考えや、一人だけ旨い事をしているという妬みがあります。

「ぬるま湯の環境を壊すようなことをする者のを排除する動き」は、「これからもっと成長して脅威になるので、今のうちに潰しておこう」という「芽は早いうちに摘んでおく」動きと連動します。

飛び出るような動きを止め、皆と歩調を合わせなければ、押さえつけて、排除してしまおうという考えと行動です。

 

 

衝撃力の強さと維持

 

飛び出した行動をしている者が、周りと肩を並べるほどの実力、又は、やや強いほどの状態では、周りのメンバーが力を合わせれば簡単に排除できます。

出る杭は打ちやすいし、少し強くとも、皆で力を合わせれば叩いて引っ込めることができます。

しかし、金槌やハンマーは、ある程度の高さのものなら打つことができますが、打てる高さの限度があります。
打てる高さの杭は打てますが、自分の身長より高いと杭は、打ちにくいというか打てません。

生温湯の環境を改革・改善をするためには、打てないほどの高さの杭になる必要があります。

打てない高さの杭は、「出過ぎた杭」です。

 

 

出過ぎた杭は打たれない

 

「出過ぎた杭」は、周りのメンバーよりも、強いパワーを持ち、飛び抜ける力は、突き抜ける最初の衝撃力だけでなく、第2ロケットエンジン、第3ロケットエンジンへ次々に点火し、突き進む力を拡大できる行動です。

突き抜く強さに加え、皆が何とかして杭の打てる状態にしようとする動きに対して、叩こうとする力を跳ね返すほどの実力と行動が重要となります。

追いつくことができない速度で成長し、周りが動きに反応できない速度で行動し、周りへの影響を拡大していく動きが必要となります。

出た杭を追いつけないスピードで、杭の高さを伸ばしていくことにより、より杭を打てない状態になります。ここまでくれば、、押さえつけることはできません。

大切なポイントは、成長力を維持し、そして加速していくことです。

加速と同時に仲間が増えてきます。仲間とスクラムを組むことによって杭の基礎が強固になります。

 

 

出過ぎた杭は尊敬の対象になる

 

日本では、手の届かない大きな存在になると、押さえつけようという感情から、「この人は(この組織は)特別だから、別格だからいいんだ」

と存在を認め始め、更に存在が巨大になっていくとちょっと大袈裟かもしれませんが、神みたいな存在として尊敬されていく様な流れがあります。

やると決心をしたのならば、出過ぎて打てないような存在になり、更に、成長を続けて、尊敬されるまで、走り続ける「意思」、「気迫」と「行動力」が必要です。

これを支えるのが、チームを構成しているメンバーのモチベーションと団結力とチームを率いるリーダーの強さです。

このような行動をしているチームはとても勢いがあり。みんな生き生きしているのが特徴です。

出過ぎた杭を目指し、物事に取り組むと生涯の友や仲間、能力とともに、人柄が磨かれます。

出過ぎた杭は、叩けませんが、抜きやすくなります。杭を打ち込んだ基礎となる「次に進む準備」、「仲間」、「ネットワーク」の拡大を継続して下さい。

これが安定につながります。

 

 
本記事は、改革・改善を進める内容を更に分かり易くするため、リメイクしたものです。
 

 

 

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