能勢YG血統に切り換える時に、種親として84ミリ、82ミリのオスとメス53ミリ52ミリ×2をヤフオクでゲットしました。
種親は、翌年交尾後産卵を行い、能勢YGのマットでの累代飼育開始です。有名な847系の幼虫は3令になり、ドンと大きくなる状態に加えてさらに体重を増加するように成長していく特性がありました。
12月からもジワジワ成長していくメスの特性があるのに驚きました。
6月に羽化すると80ミリのオスが相当数出てきました。メスも53ミリの大きさが出て、今までや外の天然物の大型のメスから累代飼育をしていた状態から、簡単に80ミリの壁を破り血統の凄さを実感しました。
この時、リーズナブルだったので、能勢YG2令幼虫4頭も購入しました。累代飼育の親や兄弟は、大型が出ている系でありマット飼育ではどのようになるのかという実験でもありました。
室温は、真冬でも16℃以下にはならない部屋でヒーターを使用せず自然の状態で飼育を始めました。やはり菌糸からマットへ変えたので、幼虫は大きくなりません。1頭オスはいたのですが3令になれず、メスの野外産のような小さい3令幼虫3頭はメスです。蛹も45ミリの成虫になるかどうかの大きさで、羽化してきたのは、41ミリ、43ミリ、46ミリというかわいいメスです。まあ、マット飼育初年度だから仕方がないと思って、次に期待することにしました。
幼虫が来てから、3年目に入ると43、46ミリのメスが交尾可能となります。早速、847系のオスと交尾をすると産卵を開始しました。43ミリのメスの幼虫は大きくならず、46ミリのメスは結局オスが残らず、メスの蛹のうち1頭が期待できる大きさがでました。
4年目に入りオスは全滅、メスでディンプルがなく累代飼育に適するメスは51.9ミリのメス1頭という結果になりました。やはり、ヤフオクで幼虫を得るのは、目指す成虫が取れるまで、4年かかり、楽しみはあるものの選択肢としてはなかったかなという判断になりました。
5年目に51.9ミリのメスを他の能勢YGのオスと交尾して産卵した得た幼虫が今年の夏に成虫となりました。なんと、幼虫購入後6年の月日が経過していました。
51.9ミリの産んだ幼虫と蛹を見ていた時から感じていたことは、オスもメスもやけに大きく太いなということでした。12月の最終のエサ換えの時の体重は、オスは最大が35グラムなので、今までの自己記録の83ミリは無理だなと考えていました。一方、メスの幼虫は最大19グラムで平均が15グラムのため、期待が持てる状態です。あとは、羽化不全がないかどうかというところです。
6月から成虫の取り出しをしてみると、メスは56ミリオーバーが出て、今までの54ミリが自己最大の記録を2ミリ更新したのです。羽化不全もなく、続々と大型のメスが出てきました。この時、この幼虫の種親は、かなりの可能性を持ったものだったんだと6年目に実感しました。
蛹室の中でオスの大型成虫の身体がかたまり取り出すことができる段階になったので、いよいよ取り出しです。まずは一番大型の幼虫であった35グラムのオスを真っ先に見てみたいので取り出してみました。うーんそんなに大きくはないなという感じで、まあそんなものだろうという感じで、デジタルノギスで計測すると、何とか82ミリオーバーでした。最近は82ミリが出ていないので良いといえばいいのですが、メスが凄かったので落胆は隠せません。
後のオスは取り出しても、34グラム、33グラム×2、あとは30~32グラム×6なので、これらが80ミリかなという感じで作業を淡々と行う感じでやっていると、34グラムのビンから裏返して成虫が出てきました。一目で大型だというのがわかります。頭の部分がエラのように広がっているので、間違いなく大きいです。持つとずっしりしていて重量感もたっぷりです。
計測をすると、なんと!!84ミリオーバーです。
手のひらに乗せて「すごいの出た、記録更新だ」と家内に見せると、「今年は成果が出て、良かったね」とほほ笑んでくれました。
この血統の良さを噛みしめるまで、長かったけれど、最後凄いプレゼントをもたらしてくれたなと感謝しました。次の目標は、オス85ミリ、メス57ミリです。
こんにちは
再度のご質問になります。 現在オオクワガタの幼虫、成虫を飼育しておりますが幼虫の管理に関しては初齢、二齢に関しては発泡スチロールに保冷剤を入れて25-27℃、3齢に関しては同様に別発泡スチロール保冷剤を多めに22-25℃で管理しています。一日2回の保冷剤入れ替えで酸欠にはならないと思ってますが、湿度が30度前後の時もあります。湿度に関して何か情報をお持ちでしたら教示いただけませんでしょうか。 またオオクワガタの新成虫を注文して今週末に届く予定です。 現在の成虫は常温管理(玄関)で何とか30℃以下を保っています。 新成虫は発泡スチロールに入れた方が良いでしょうか? お手数をおかけしますがどうぞよろしくお願いいたします。
濱野様
コメントありがとうございます。
オオクワライフを楽しんでおられることと思います。
とても大切にオオクワが飼育されていて、幸せなオオクワだと感じます。
ここ数日暑い日が続いています。
私は、自然の状態で飼育する方法をとっていますので、室温が35℃にならなければ、
エアコンは入れません。入れても1~2時間程度です。一昨日、昨日と産卵木から幼虫
を割り出しました。ベランダでおこなっていたので汗が顎から滴り落ちる暑さでした。
温度計と湿度計を設置していますが、常温で飼育しています。湿度も60%ですが、そ
のままの状態です。成虫も全て常温管理です。
オオクワガタは空気の流れが大切なので、発泡スチロールはいいのかどうかわかりませ
ん。そのため、エアコン、サーキュレーターが基本ではないかと思います。しかし、状
況はそれぞれの家庭で異なりますので何とも言えません。
心配されるのであれば、温度管理をされているブリーダーの方の飼育法を参考にされた
らよろしいと思います。
二見様
ご返信ありがとうございます。 基本的には常温管理されているとの事、私には心強いです。 少し不安が解消しました。 3齢幼虫で同種を2セット購入しましたので、常温と発泡スチロールでの温度管理と分けて飼育してみます。 成虫に関しては常温でサーキュレーターを使用してみます。 空気の流れが大切との事承知いたしました。お忙しいところありがとうございました。