鉄帽で重要な中のスペースと弾丸が貫通しなくても損傷する可能性

鉄帽で重要な中のスペースと弾丸が貫通しなくても損傷する可能性

 

 

鉄帽に弾が当たるとどうなるか

 

鉄帽に弾丸が当たると、弾頭の威力に応じて貫通してしまったり、防護できたりします。鉄帽が弾をはね返すのは、入射角が大きく弾が滑ってしまう場合です。弾頭が直角に近い角度で鉄帽に命中した場合、拳銃弾では貫通しませんが、拳銃の口径と発射薬の薬量によって鉄帽の変形の仕方が変わります。拳銃弾でも、貫通しなくとも脳に損傷を受ける場合があります。小銃弾は、弾丸威力が大きいため、鉄帽を貫通します。ただし、射距離が300メートルを超えると弾丸威力が低下する5.56ミリ弾であると貫通を免れることができる可能性があります。
鉄帽を貫通した弾が鉄帽の中側をぐるぐる回り助かったという昔の人の話がありますが、運のいい稀なケースだと思います。

 

 

中の空間が頭を守る

 

鉄帽の中を見ると直接頭が鉄帽に触れないようにスペースが確保できる構造になっています。このスペース狭く、鉄帽と頭が近すぎる状態だと鉄帽の効果を有効に発揮できません。

このスペースが脳に障害を受けることを防止するからです。

鉄帽に弾が当たると鉄帽は凹みながら弾頭の力を止めながら、鉄帽の粘りで弾を貫通させないようにします。拳銃弾ならば、スペースの部分で凹みが収まる可能性が高く、頭を防護することができます。
ただし、44口径を超え、薬量の多い拳銃から発射した弾頭は、貫通する可能性は小さいですが、大きく凹んでしまうので頭部を損傷する恐れがあります。

小銃弾は、100から200メートル程度の射距離で90度の角度で入ればきれいに貫通する状態になります。
ただし、射距離がある場合、弾頭威力が低下するので鉄帽が凹んで貫通を防ぐ可能性があります。

将来的に装備がよくなれば、防護性が高まるかもしれませんが、防護力を上げると鉄帽自体の重量が増加するので限界があると考えられます。焼夷徹甲弾を使用されるとほとんど貫通されてしまいます。

隊員は、装備による防護力には限界があることを自覚し、常に、敵の目の前に身を晒す行動をしない感覚を身に付け、敵に照準され撃発され撃たれなような動き、自分が今敵からどのように見えているかを意識して行動することが必要となります。

 

 

鉄帽を被った時の強み

 

鉄帽は、鉄帽の装甲とスペースにより頭部を防護できることに加え、少し頭下向きにすると、殴りかかってきた相手から、顔と胸の半分を鉄帽で守ることができます。近代戦では殴ると必ず手や指を傷めます。

弱点もありますのでよく認識しておいて下さい。

 
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