戦闘はBadコンディションが常態、Goodコンディションはない

戦闘はBadコンディションが常態、Goodコンディションはない

 

 

Goodコンディションにすがる危険性

 

試合に負けた時や仕事が上手くいかなかった時、「いつものメンバーが揃わなかった」、「時期が悪かった」、「部下のレベルが低かった」などひどい状態であったからで、Goodコンディションであれば、自分たちは十分やれる能力を持っていると考えがちです。しかし、本当にGoodコンディションで臨める状態が多いのか調べてみると、ほとんど満足な状態では臨めないのが現実です。Goodコンディションは、めったにないのが現実です。

上手くいかなかった場合、今回はコンディションが良くなかったのが原因だったと捉えると、負けた理由や上手くいかなかったことを環境のせいにできるので楽です。

そして、次はGoodコンディションで臨めばやれると考えて、組織の弱点や不具合・問題点が消されうやむやになり、改善の機会を失い、徐々に組織と個人の能力低下が進んでいきます。

自分を含む意識改革の必要性、業務の改善や力を付けようとする大事な芽が摘まれてしまいます。

 

 

Goodコンディションは10年に1回程度

 

実際の仕事をしている時に全員の体調が良く、モチベーションが高く、チームワークも最高で、訓練も十分にしているというようなGoodコンディションというものは、10年に一度あるかないかです。

普通は、誰かの体調が悪かったり、他の仕事で優秀なメンバーが仲間として参加できなかったり、7名欲しいのに5名しかいなかったり、必要な経費の60%しか配分がなかったり、皆疲れている時に行わなければならないというように、badコンディションが常態であると捉える視点が必要です。

特に、戦闘状況では、Badコンディションの連続の中で戦い抜かなければなりません。

Goodコンディションは無いと思い、Badコンディションでも仕事や試合、そして、激烈な戦闘状況の中を打ち抜いていく力を付けていかなければなりません。

Goodコンディションだったら簡単にできたのにというのは、環境のせいや人のせいにしており、かつ、能力の向上や力不足を補う努力をしていない状態です。

 

 

Badコンディションは常態

 

常態であるBadコンディションで結果や成果を出す組織にしなければならないと捉える視点を持つようになると、急激に力が付いていきます。改善が進み多くのチャレンジが始まり、意識も大きく変化するからです。

この視点や捉え方ができる個人や組織は、次第にどんな時でも、負けない力が付いてきます。

悪条件でもなんとか勝利に持ち込める粘り強さ、気持ちの強さとそれを支える身体の強さ、諦めないで壁に向かっていくことのできる力が備わっているからです。

Badコンディションが常態であると考えて対応して力が付いてきた時に、幸運にも、めったにないGoodコンディションに出くわしたら、努力の甲斐があったと喜んで多いに力を発揮して下さい。

大きな力を発揮し、自分や仲間が驚くほどの強さを発揮してぶち抜いている状態になるでしょう。

 

 

 

 

【kindle本が出ました】

 

本書は、実戦で強烈な威力を発揮する「スカウト」の戦闘技術に触れた瞬間、根底から意識が変わってしまった隊員たちが、戦場から生き残って帰還するために、寸暇を惜しんで戦闘技術の向上へのめり込む姿を記録したものです。

そして願わくば、ミリタリー関係者だけでなく、日々、現実社会という厳しい戦いの場に生きるビジネスパーソンやこれから社会へ出て行く若い人たちに、読んでいただきたいと思っています。スカウトという生き残り術を身につけることは、必ず日々の生活に役立つと私は信じています。

 

40連隊の見えない戦士達: 自然をまとう「スカウト」戦闘技術
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『40連隊に戦闘技術の負けはない―どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準―』
です。

40連隊に戦闘技術の負けはない: どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準
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『40連隊に戦闘技術の負けはない―どうすれば強くなれるのか!永田市郎と求めた世界標準―』
に登場する隊員たちが訓練を通じ若い隊員が成長していく姿には、若い人達や人材育成に関する多くのヒントがあると思います。

人生・仕事への姿勢について、ミリタリーの人に限らず、多くの人達に読んで頂ければと思います。

読み方は自由に、肩肘張らず、気楽に読んでいただき、志を持ったインストラクターと若い隊員たちの記録を堪能して頂ければ幸いです。

 

 

 

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4 Comments

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