小倉駐屯地司令と４０連隊長の２つの顔
本書は、陸上自衛隊の駐屯地を管理・運営する駐屯地司令（駐屯地のトップ）として私が経験した内容を紹介するものです。
小倉駐屯地司令は、第４０普通科連隊、駐屯地に所在する駐屯地の維持運営を行う業務隊、会計隊、自衛隊での警察機能を有する警務隊などの部隊を取りまとめる顔と、地域の人たちと対応する２つの顔があります。
自衛隊の各駐屯地は、地域の有志の方たちの会（自衛隊協力会）、自衛隊を退職した方たちの会（隊友会）、自衛隊に入隊している家族の方たちの会（父兄会）によって支えて頂いています。
私は、『第４０普通科連隊長 兼ねて 小倉駐屯地司令を命ずる』という辞令を受けました。
この時点をもって、４０連隊長として第４師団長の部下という地位・役割と、九州・沖縄を担任する西部方面総監の指揮に入り駐屯地を運営する地位・役割の２つの任務を果たすことになったのです。
駐屯地内各部隊や地域の人達、３０００名に近い自衛隊協力会の人達との日々とは
４０連隊長として自衛隊最強の部隊育成を追求しつつ、３０００名に近い巨大な小倉駐屯地自衛隊協力会の方たちの支援を受ける場所でした。
駐屯地内の各部隊と力を合わせて駐屯地を維持・発展させ、多くの人と出会い地域の人達と信頼関係を作り上げていく駐屯地司令の日々は、今思えば毎日が新鮮で充実した素晴らしい時間を過ごした時期であったといえます。
そんな駐屯地司令の日常には、多くの人たちが登場し、ある意味、小説よりも変化に富み刺激的な出来事がありました。
では、電子書籍kindle版『駐屯地司令の日常』をお楽しみ下さい。
二見龍レポート＃14 照井資規が語るコンバット・メディックの最前線
二見龍レポート#13 自衛隊の元狙撃教官が語るスナイパーの育成方法
