オオクワガタを飼育する皆さんへ
オオクワガタの魅力は、日本最大のクワガタであること、オスのかっよさ、メスのつやと点刻の美しさです。♂もカッコいいですが、♀も魅力的です。
オオクワガタは、自然界で採集することがとても難しい貴重なクワガタです。35年前は、飼育方法がわからず、増やしていくことが難しい状態でした。
インターネットの普及とともに、飼育方法が公開され、長生きで飼育も割合簡単なことがわかってきました。
オオクワガタを飼育している人がいる限り、オオクワガタは減少しないといわれるほど、格好が良く大きなクワガタです。
オオクワガタは、自然が豊かで原生林(広葉樹林です)が生えているところに住んでいます。
原生林は、元々その土地に生えている樹木です。一次林とも言われます。
一次林を伐採して杉やヒノキを植えてできた林を二次林といいます。
クヌギ、コナラ、柳(低地)やブナ、ミズナラ(標高の高いところ800メートルくらいが生息する限界になります)などの広葉樹で木の太さが直径50cmを超える大木がある林を好みます。
【飼育方法】
〇エサは市販のゼリーで十分です。
水分補給も同時にするので、ゼリーを切らさないようにして下さい。
〇クワガタ・カブトムシは直射日光が当たると弱ります。
クーラーの効いた涼しい部屋を好みます。
暑さに強いというのは間違いです。
太陽の光は当てないように気をつけて下さい。25℃が好きです。
〇オスとメスは別々に飼育すると長生きします。
3年は生きます。
〇交尾は、ゴールデンウィークが始まるとともに行います。
オスとメスを同じ容器に入れて2週間経過したら、別々に飼育します。
〇メスは、木に産卵します。
産卵木といい、直径10cm以上のクヌギかコナラの産卵木を使用します。
ペットショップやホームセンター、ネットで購入できます。
〇産卵セットができたら、メスを1か月入れると産卵木に穴をあけて産卵します。
〇メスを取り出し飼育ケースに戻します。
産卵セットは1か月そのままにしておくと孵化して幼虫が食べた木屑が産卵木の表面に出てきます。
幼虫を取り出し、180mlの小ビンに1匹ずつ入れて飼育します。
幼虫のエサは、木くずのマットか、菌糸ビンを使用します。
(産卵セットを始め、飼育の詳細はネットで簡単に調べることができます)
※飼育要領はネットで多く記載されています。
二見龍オオクワガタ飼育を検索するとブログや拙著をご覧になれます。
オオクワガタ飼育をお楽しみ下さい。