仕事をやっていて上手くいかなかったり、怒られたりすると、本当は自分のせいであるのにむしゃくしゃした気持ちが込み上げてきて、「こんなくだらない仕事やってどうなるんだ」、「上司が上からの評価をよくしようとするからこんなことになるんだ」と人や環境のせいにしたくなります。しかし、腐っていても何も改善されません。
自分の仕事の価値観を位置づけることのできるタイプは、「これをやることによってクライアントが喜んでくれる」、「地域が良くなる」、「住民が幸せになる」と自分の仕事をやり遂げた時の効果や成果をより高い次元で評価しています。
地域社会や住民の幸福のためになると捉えることができれば、自分だけのことではないので、地域や住民の視点に立ってどのようにすれば良くなるかということを判断や行動の基準となります。
自分の仕事の価値をキチンと位置付けることができると、楽しようという気持ちや手を抜こうという考えは発生しません。より良くなることが行動や判断の座標軸となるため、ブレや先送り、誤魔化しが無くなります。
価値観を位置づけることができると、自分の心の中や行動にウソ・偽りを作る必要がないので、判断や行動を自信を持って正々堂々と進めることができます。
そして、高い次元の目的や目標が、頑張り続ける活力にもなります。
このような人が人生において、成功を掴めるのは当然であると思います。
仕事や人生の目標を成功に導くことのできる姿勢を作るには、人生や仕事の目的を忘れることなく、日々の誘惑に負けない努力をすることが大切です。
強い意志は、自分が目指す目的・目標を常に意識し、目的を達成するためにはどちらを選択すればいいか、日々判断して行動することにより鍛えられます。
ただ毎日ひたすら頑張って一日を過ごすという状態ではなく、限られた時間に高いパフォーマンスを持続できる健康状態を維持することが大切です。
強い意志とだれにも負けない努力を積み上げていくためには、良好な健康状態をキープしながら、目的を達成するためのパフォーマンスを上げる努力を行い、積極的な行動を持続させることが必要です。
一回の失敗や上手くいかなかったことでくよくよすることなく、継続して目的を達成していくこと、やり切ることが成長につながります。
やろうという意思の重要性は、多くの人が理解していますが、「チャレンジし続ける戦う心の必要性」についてあまり語られません。
チャレンジし続ける戦う心の維持こそ重要であることを理解することが大切です。
「ここまでやればいいや」というのは、とても楽で魅力的な誘惑ですが、一定の成果にとどまらず、「ここからが勝負だ」と苦しい中で、もう一歩踏み込むためには、「さー行こう。ムーブ」という行動を起こす核となる戦う心が必要となります。
ここで止めてしまうのか、続けるのかで大きな差が出てきます。
チャレンジし続ける戦う心を保持することは、成長に極めて重要となります。
一回でも屈してしまえば、戦いに負け安きに流れ始め、チャレンジは終了となり成長は停止します。
やろうという意思と、「チャレンジし続ける戦う心」を持ち続け、やり切るには、自分の仕事の価値をしっかり位置付ける必要があります。
仕事や人生に対する高い価値観が確立していないと、甘い誘惑に引き込まれたり、諦めたりしやすくなるからです。
成長し、将来が楽しみな部下(人物)を目指し、仕事や人生に対する高い価値観を確立して下さい。
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