情報の質と量を増やし知識と感性を磨く方法は何か探したことはありませんか？情報の質と量の向上とともに、新しい発見と気づきがあり、感動を得られる方法は、割合簡単に誰でもできます。
遠くの知らない土地に行くことにより、情報量が格段に増加し、多くの人に会えば合うほど質の高い情報を得ることができるということです。
陸上自衛隊では、新聞や公刊資料、関係者の話から得られた情報資料を記録・評価(正確性)・判定(信頼性、意義)して処理したものを情報といいます。情報資料は何処にでも溢れているものですが、情報は何かをしようとするため、目的のために情報資料を処理して得たものです。信頼性が高く、正確で真実や確度の高い予測を含む、活動や行動に必要なものです。
情報は、多くの情報資料や巷に氾濫するインフォメーションから、情報分析能力の高い分析官の様な人が情報資料を処理することによって質の良い情報が得られます。情報資料の量を増加するには、情報資料を提供する資料源や色々な情報資料を得られるパイプを増やすことです。
情報を見る視点を変えてみます。
見慣れたところでの生活は、いつもの時間にいつもの電車のいつもの車両に乗り、同じ経路を通って職場へ行く生活です。注意を払わなくてもよく知っているので、気疲れせず、落ち着いた心で安定している分、変化がなく得られる情報がほとんどありません。
遠くに旅行へ行くと、見たこともない景色や風習、自然、美味しい食べ物、旅館など、一つ一つに普段と異なるため刺激と感動を得ます。時間の使い方も普段と全く変わり、仕事をしている時間や近所で夫婦揃って買い物をしているような生活パターンと行動パターンが変化し多くの気づきや感動を得られます。
遠くの土地へ行くことは、接するもの全てが変化し多くの情報資料のシャワーを浴びながら生活していることになります。旅行の面白さは、通常の生活では得られない、かつ、多くの情報資料を得るため、新しい発見と気づきがあり、感動があるからといえます。
また、職場内の配置が変わったり、隣の市に勤務したり、1000㎞以上離れた所へ転勤すると、情報資料の量が増加することは同じですが、旅行とは異なり、その土地を知らないことや新しい仕事への不慣れが感動ではなく当初苦痛に感じます。
不慣れのところで仕事をすることにより、多くの気づきと更に多くの情報資料に触れることによって、情報処理能力が向上するとともに、知らない土地で裸一貫で勝負していればいるほど対応能力が向上します。
人と会えば会うほど情報の質が向上します。多くの質の高い情報を得ている色々な分野で活躍している人と会うことは、質の高い情報を多く得られます。人は、情報を沢山持っているので、多くの人と接することにより、情報のやり取りができ、自分が持っている情報の質が高まったり、自分の持っている情報を話すことにより、相手から更に質の高い情報を得られます。
また、多くの人に会うので、質の悪い情報にも触れます。どうしてこういう見方を現状から予測をするのだろうか、思い込みによって上手く情報資料が処理されていないというように、情報に関して「こうなってはいけない」という観点から学びがあり、自己の情報処理要領の改善が進み、情報の質が向上します。
遠くに旅をして、沢山の人に会うことは、多くの事を学び感動と気付きがあり、情報の質と量が増加します。人と会う旅行を楽しんで下さい。
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