テストや受験に失敗したり、両親に申し訳なけないようなことをしてしまったり、数日間落ち込むような失敗を経験したことがあると思います。
このような時、上手く取り繕おうとして嘘をついたり、失敗の記憶を消そうとしたり、何処かへ身を隠しその場から逃避したくなります。
自分の心を平静に保ちたいからです。
更に、自分は運が悪く失敗したんだと思ってしまいます。
運悪く失敗してしまった自分に比べ、仕事や社会で成功している人や活躍している人は、失敗や挫折が無くていいよなと思ってしまいます。
しかし、失敗や挫折は万人平等に訪れ、チャレンジする人や厳しい戦いをする人ほど大きな失敗と挫折に出会います。
仕事や社会で成功する人達は、この試練を歯を食いしばり、努力と工夫を続け、強い意志をもって乗り越えて成功を掴み取っています。
上手くいかないことや心が折れる経験をする人にとって、その経験の捉え方によって素晴らしいものにもなるし、マイナスにもなります。
これを決めるのは、失敗や挫折の経験に対する心構え次第です。
失敗や挫折は、ある人にとってはつまずきの石であるが、別の人にとっては大きな成長をする踏み石や上に向かう階段となるからです。
逆境や失敗の経験をプラスの方向へ変えることができると、成長し成果が出る時、大きな利子がついてくるからです。
私は、まず、自分の小さなプライドを守るための嘘を言うことを止めることにしました。小さな嘘がだんだん大きくなり、偽りの言葉で自分を守っても、いつもいい結果は得られず、また偽りの話を続けなければならないことに気が付いたからです。
ある先輩から、「君がプライドを守ろうという努力は、力のないことを言葉で守っているだけなので止めた方がいいよ」
「今君が感じているプライドは君が感じているほど大きなものではない」
「それよりも、君の小さなプライドを守る努力を君の能力向上に使うべきだね」
自分のプライドは取るに足りないものだと言う失礼な人だと思いました。
なんとかして、自分の正当性を見つけ反論するために、現実と理論をイメージしながら、反論の糸口を捜しました。
イメージトレーニングを繰り返しているうちに、そのうち分かってきたのは、
自分の小さなプライドを守ること=自分の能力の無さを隠すための行動
という事でした。
失敗や挫折は、自分の弱さの表れです。
弱さを隠し続けるよりも、自分の弱さを正す機会を与え、失敗から得られるものがあるという事です。
そして、自分の小さなプライドをなくしてしまうと、小さなことにこだわったり、守るために取り繕う必要もなくなります。
肩に力を入れ、守り続る必要もなく、なんだかとても楽になります。
自分と周りに嘘と偽りの言動を止め、なんでもこの機会に学ぼうと気持ちを切り換えると、現実と偽りの2つの世界が現実の世界1つになりました。
現実の世界で自分を高めようとすると、負のサイクルへ導く偽りの世界は消え、自分自身の気持ちが明るく前向きになります。
そして、明るくなりあるがままで行動する自分を周りの人達も快く迎い入れてくれるようになりました。
心の持ちようによって、失敗は、成長するきっかけを与えてくれることが徐々にわかってきます。
失敗や挫折は、大きな成長をする踏み石や上に向かう階段となることを実感します。
この時、自分が変わる変換点だったことがわかります。
色々なことを吸収していくには、まず心を朝からきれいにすることが大事です。
私は、出勤の時、玄関のドアを開け空を見上げて、晴れている時の青い空や白い雲、雨でも雲の流れや雨の降り方に美しさを感じるようにします。
「今日もいい日だな」と思う心から始め、「今日もいい日だ」心の中で声を出して言うことにしています。
同じものを見ていても、吸収しようという意思があると見えるものが変わり、視点も変わり、多くのことを見つけ出し吸収できます。
新しいものに触れたり、学んだりすれば更に多くのことを吸収できるようになります。
吸収するタイプの人は、多くの人と出会う機会が増え、質の高い情報を得ることができ、また成長していきます。
失敗や挫折から学び続ける人が成功し、活躍していく人だと思います。
「今日もいい日だ」から始めてみて下さい。
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