現在菌糸ビンを使用した最新の飼育技術によって、オス90ミリオーバー、メス60ミりオーバーが作出されています。オスの大型を出すのは大変難しいと思いますが、メスの幼虫が20gを超え60ミリの成虫になるというのも、メス好きにとって凄い世界だと思います。
今回の飼育は、能勢YG血統のメスを4血統使用しています。最終のエサ換えになり各血統の特性と良し悪しがわかってきた感じがします。今回振るわなかった血統も、菌糸からマットへ変更したばかりなので、もう一年試そうと考えています。
あまり良くない血統かなと考えているのは、オス・メスともに大きさが出ず、たまに大きいメス14.8gが出ても、2.5か月後に13.3gに縮んでしまうなど縮む血統です。
他の3つの血統は、10月からさらに成長を続け、12月末でも身体は白い色でまだ成長が続くことが予想できます。
能勢YG血統は、成長を続ける期間が長いのが特徴ではないかと感じます。10月の段階で26gのオスの幼虫が31gまで重さが増しています。23gの幼虫なのでたいした幼虫ではないなとと思っていた幼虫が29gまで体重を上げています。
メスの幼虫は15グラム越えが何頭も出ていて、幼虫の体色はまだ白くどこまで成長するのか、羽化が楽しみです。
今回のエサ換えでは、オスの幼虫の主力は26g前後が多く、最後のひと伸びがあるとぐっとアベレージがよくなると思います。
幼虫の体色は、白色ですが、まだ透明感が残っていて成長期にある状態だと考えられるので、最後の伸びをする血統なのかを含めて期待しています。
オオクワガタには感謝しています。マット飼育はビンにマットを硬めに詰めたり、エサの発酵を均一にするために、よくかき混ぜたり、かなりの筋力トレーニングになるからです。マットのビン詰めでは手と腕と肩の筋肉を使うとともに、腹筋、背筋のトレーニングにもなり結構いい歳になっても筋肉を維持できます。
本日も、4時間以上エサ詰めをし続け、汗が出てくる状態になりました。そのあとの幼虫を掘り出し、幼虫はドンと一気に成長していたり、体色は何色か、どのような状態で幼虫が出てくるか、体重を計測し大きさを確認してビンに入れるのは、なかなか楽しめます。
今までの血統はこの時期のエサ換えでは、幼虫の体色がクリーム色になっていて体に脂肪をためる状態になっていましたが、能勢YG血統は幼虫がまだ透明な状態がほとんどなので、さらに、期待も膨らみ楽しさは倍増します。
本来ならば、もう少し早くエサ換えを行い終了させていなければならなかったのですが、出張と忘年会、意見交換会なる宴会が目白押しのため、今日まで引き延ばしてしまいました。
また、今年は多くの幼虫を飼育しているので、今日のエサ換えをあと2回はやらなくてはなりません。
今日の疲労度は結構なもで、あと2回経験できると思うと困るほどの楽しさでもあります。
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オオクワガタに出会い、採集やブリーディングを始めて、いつの間にか20数年が経ってしまいました。
日本各地のオオクワガタの有名ポイントで多くの仲間と出会い、採集をした楽しい思い出やズッコケ採集記は私の宝物です。
オオクワガタを通じ、色々な経験や学びがあり、人生が豊かになった感じがします。そんなオオクワガタ採集記をお楽しみ下さい。
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マット飼育は、菌糸ビンのように簡単に大型を作出するのは難しい飼育法ですが、綺麗な個体を得ることができ、安価で多量にオオクワガタを飼育できることが魅力です。
本書により、マット飼育のコツを積み上げ、皆さんの目指すオオクワガタを作出して頂ければ幸いです。
またコメント失礼します。
マットでYGチャレンジ、すばらしい結果ですね。驚きです。 餌マット作りなんですが、いつものやり方と変わりませんか?
こちらは、先発隊を高温管理し早期羽化もどきをチャレンジしてます。通常の早期羽化は孵化後6~8ヶ月ぐらいで羽化させることをいいますが、自分の場合3本目を十分に食わせた後、加温です。
ピタリ適温と大きいダンボール箱(外装を厚毛布で包んで保温)という簡素なものでも、真冬のこの時期でも28~29℃前後をキープでいます。
いつもコメントありがとうございます。
変えてしまうとデータがとれませんので、マットはいつもの通りです。
早期羽化、今から楽しみですね。
能勢YG血統の素晴らしさは、飼育するとわかります。
成長が続くところが凄いです。